Evergreen

2023
ガラス、エッセンシャルオイル、シルバー
サイズ可変

"My name is..."
MMCA 国立現代美術館・チャンドン・レジデンシー/ソウル・韓国

「Evergreen」は、家族の記憶に根ざしたもので、戦後、韓国と日本の両方で逞しく生き抜いた人物を歴史的文脈の中で、匿名の人物として表現しています。韓国人を象徴する松の木をメタファーに制作した、2つの異なる作品です。
一方は、韓国と日本の松の枝から蒸留し抽出したエッセンシャルオイルをブレンドしガラス瓶に注いだもので、オイルの量は魂の重さを象徴する21グラム分が収められています。蒸留によって非視覚的な存在となった香りは、展示空間に穏やかに浸透していきます。また、オイルの入ったガラス瓶を吊るすシルバーのチェーンは海岸線に見立てられ、日本と韓国の境を象徴しています。
もう一方の作品は、日本と韓国の松を双方の国で互いの産地の松を混ぜ合わせて撮影した写真作品2点。意図的にピントを合わせずに撮影したもので、双方の違いを混ざり合わせたような色彩が際立ちます。この作品は、エッセンシャルオイルの作品と対照的に視覚に依存して認識される「色」として表現されます。これらの作品は、日本に住む韓国人家族が日本社会に同化していく過程を描いており、それと同時に日本で生まれた人々が韓国社会に同化していく過程を映し出しています。

Cooperation:
川島拓人 (kontakt co ltd.)
Epo Labo (蒸留)
First Grade (ガラス瓶)
Green Peace (松の木)
稲田禎洋 (映像)


Photo: Ahreum Woo

Melting into color

2023
ピグメントプリント
H90 × W127 cm each

Photo: Chad Park


Evergreen (Video)